監督は、イ・チャンドン
出演は、ソル・ギョング・ムン・ソリ
公開は、2004年2月
主人公は無神経というか無邪気というか
でもこれが純粋ってことなんですかね
そうは言いながら主人公が脳性麻痺の女性を犯そうとする場面ではやはり嫌悪感を覚えてしまう
最後に二人が納得でセックスをする場面は美しいと思うのだけれど、最初のこの場面は本当に映画に必要だったのだろうか
無理矢理から合意に至るまでの二人の関係を描いたのだからと思わないではないのですがやはり嫌悪感
そう思うこと自体がいけないと言われればそうなんですが
主人公は前科3犯で刑務所から出てきた男性
家に帰ろうとするもそこには家族はもう住んでいない
やっと見つけた家族にも全く歓迎はされない
彼を説教する兄は実は3犯目の交通事故の本当の犯人
脳性麻痺の女性の弟も実は彼女名義で障がい者住宅に入居し暮らしており、彼女は一人暮らしを余儀なくされている
そして彼女の父親は主人公が被った交通事故の被害者
家族からも疎まれる二人が出会ったことでまた家族に波紋が起こる
そして彼女を強姦した罪での主人公の逮捕
そこでもエゴを全面に出してくる家族たち
二人の純愛と家族のエゴの対比
暗闇の中で輝くろうそくの明かりのようなあやうい光明
重いけれど本当の純愛ストーリーです