宿帳が語る昭和100年

作者は、山崎まゆみさん
出版は、潮出版社です
そういえば最近は宿帳って見ないですね
確かに他のお客さんの情報が見えちゃいますもんね

でも今の宿泊カードみたいなのに比べると風情がありました
ただバン様のように字が下手だとちょっとためらいもありました
最近は少なくなりましたがお葬式などに参列した時に名前を書くのも前の人が達筆だと困ったなあと恥ずかしくなりました
ではそろそろ本題に
こちらの本ですが昭和を彩った有名人が訪ねた宿のお話です
読み始めて気づいたのですがこちらの内容はネットなどでも公開されていたような気がします
昭和の時代はやっぱりスターがスターであった時代
今のようにネットであれこれ批判されることもなくスターはスターとして活躍していました
確かに道徳上どうなんでしょうかというようなことを平気でするスターもいましたが、それもあの人はスターだからで片が付いた時代でした
だからこそスターは平気で宿で自分をさらけ出すことができたのでしょう
ただやはり美空ひばりさんだけはこの本によるとそうではなかったみたいですね
まあそれこそ今のスターのようにマスコミの餌食にされた最初のスターですからそれはやむを得ないのかもしれません
スターの素顔に迫りながら温泉につかった気分になれる気持ちのいい本です
どうすればこんな文章が書けるのでしょうね