マージン・コール

監督は、J・C・チャンダー
出演は、ケヴィン・スペイシーザカリー・クイント
日本では、劇場未公開
すごく面白い映画なのに日本では劇場未公開なんですよね
日本でも山一證券の破綻とかがあったので刺激的すぎたのでしょうか

いろいろの問題で消えてしまいましたがケヴィン・スペイシーという役者さんはやはり素晴らしい
映画だけでなく『ハウス・オブ・カード』の名演技も忘れられない
主演としては小粒なんですがとても印象に残るんですね
そして善人じゃなくて心に悪人が住んでるような役を演じるとピカイチです
この映画でも自分は会社のことを一番大切にしてると言いながら最後は金のために動く人物を好演
そして亡くなった愛犬を埋めるために庭に穴を掘り続けるエンディングの姿
確か裁判でも無罪判決が多かったはずですのでもう一度画面で観たい俳優さんです
しかしバブリーな時代の証券会社の姿は衝撃的
まさにイケイケゴーゴーな時代
資産総額を超えた貸付で利益を生み出す
そして危ないとなれば買いたい人がいるのだから実情を明かさずに売り逃げ
金持ちには金が集まると言いますがまさにその通り
社会でも会社でも割を食うのは中間から下のクラス
そんなクラスは映画を観ながらちくしょうと思うぐらいしかできませんね