監督は、ポール・ハギス
出演は、ドン・チードル、マット・ディロン
公開は、2006年2月
人間の嫌な面を真正面から描いた映画です
差別に偏見、でも誰もが心の中に持っている感情
ここまで露骨に描かれると、台詞や行動にまで嫌悪感を覚えてしまうのですが、振り返ればこういう感情は誰でも持っているもの
先輩の差別意識を毛嫌いして同じパトロールから外してもらった若い警官がラスト近くで黒人を撃ち殺して死体を道路わきに捨ててしまう場面
黒人が胸ポケットから出そうとしたのはピストルではなくて、若い警官の車に飾ってあったのと同じマスコット
もし彼が白人だったら撃ち殺したのだろうか
黒人を始めアジア系、ヒスパニック系、アラブ系の人たちに向けられる差別意識や偏見
それを胸に秘めるだけでなく、行動で露わにする人たち
差別意識を露わにしていた先輩警察官の黒人に対する尋問の卑劣さ
その反面、事故にあった黒人を助けるために命をかける姿
どちらも同じ人物がとった行動なんですよね
これを画面いっぱいに表現されると観ているこちらはどう反応していいのかわからなくなってしまう
そして自分もそうだと気づいた時に感じる自己嫌悪
こういう映画を観ているとやっぱり差別や偏見はなくせないと思ってしまう