作者は、イアン・マキューアン
出版は、新潮社
脳神経外科医のある土曜日1日の出来事
こんな1日に出会ってしまったら
と考えるけれど、こちとらにような一般人がこんなことに出会うのだろうか
先ず主人公は恵まれた上に、一流の腕を持つ脳神経外科医
そして妻は有能な弁護士
息子は才能あふれるブルースギタリスト
娘はこれまた才能あふれる詩人
家は妻の母親から引き継いだ立派なお家
妻の父親も有名な詩人
自分と比べるとあまりに違い過ぎる
そしてその朝最初の出来事はヒースロー空港に向かって炎を上げながら向かう飛行機の目撃
その後息子との会話に妻とのセックス
施設にいる母親を訪ねた後に向かうのは同僚とのスカッシュ
その途中で遭遇してしまった強盗団
リーダーの病気がわかり、そのことを告げたことで九死に一生
そしてスカッシュの後は娘と義父を迎える準備
些細な口論の後に現れた逃げ切れたはずの強盗団
そしてそのことで明らかになる娘の妊娠
平穏であるはずの週末の土曜日に起こるようなことではないと思いながら読んでしまう不思議な魅力
火を噴く飛行機を見ることもなければ、強盗団に襲われることもないだろうとは思っているけれどひょっとしてってこともある
最後にはこれまた予期せぬことを行う主人公
ご苦労様としか言いようのない1日
でも万が一自分が遭遇することだってあるかもしれない
考えたくはないけれど