マンチュリアン・リポート

作者は、浅田次郎さん
出版は、講談社です
中国の清朝末がお得意の浅田さん
満州のことが書かれた本なので期待して読み始めました
肩透かしです

舞台は、張作霖の暗殺事件
とある青年将校天皇から直接命を受け調査に出かける
その天皇への報告なんですが、なぜかこの列車をけん引した機関車も主人公で自分のことや張作霖のことを語るんです
事件の報告は知っての通り
関東軍の策略ということが報告されるだけ
機関車の語りも何でいるのかよくわからない
期待が大きかっただけに落胆も大きい
やはり『蒼穹の昴』か『中原の虹』を読むべきだったか
どちらも大作なので避けたのが失敗