血と砂

監督は、岡本喜八さん
出演は、三船敏郎さん、佐藤允さん
公開は、1965年9月
不思議な映画です
反戦映画、ミュージカル映画それとも単純に戦争映画
佐藤さんなど独列愚連隊そのもの

奪われた陣地の奪還に向かう舞台
戦争末期で兵士は不足
音楽隊だった若者を率いて向かう破天荒な上官
それだけだとドンパチの戦争映画
でも音楽隊だったので楽器を持って戦場に向かう
テーマ曲は「聖者が街にやってくる」
本当なら絶対演奏できないはず
そして映画に現れる慰安婦の方たち
お春さんなど日本名だけど訛りは中国か朝鮮
最後に隊は全滅
その時届く戦争の終結の文書
安っぽいと言えば安っぽいセットや戦争場面
でも敗戦から25年の良識を感じます
事実を事実として残しておくのも映画の使命化も