生きる

監督は、黒澤明さん
出演は、志村喬さん、小田切みきさん
公開は、1952年10月
名脇役と言ったら失礼かもしれないが志村喬の主演作
七人の侍』も主役ですから
でも三船さんがいると影が薄くなってしまうのが残念

でも見る人はちゃんと見てるんです
この映画はがんに侵された公務員が主人公
課長さんで地位もあるのに、どう生きればいいのかがわからない
そんな時にがん
今のように宣告はされないけれど自分でわかってしまう
奥さんを早く亡くし、男手ひとつで育て上げた子ども夫婦と同居
しかしそこにも居場所は見つけられない
5万円の貯金を下ろし羽目を外す
職場の若い女性とデートを楽しむ
でも見つけたのは仕事
どうにもならない公園建設を本当に最後の仕事と取組み完成させる
お葬式で課長のように仕事をすると言った次の課長は結局何もしない
今でも仕事で何かを見つけるのは難しい
この課長のように最後に見つけられたら幸せに違いない