年月日

作者は、閻連科
出版は、白水社
すごく読みやすい
すごく考えてしまう
中国にもこういう作家さんがいるんだ

一本のトウモロコシを育てる老人と犬
飢饉の村に残ったのは彼らだけ
そこでの生活が老人を語り手に淡々と語られる
このトウモロコシを育てることだけが彼らの生きがい
そのためには生き続けなければならない
生きるためにネズミを食べ、水を得るために狼とも対峙する
もう少しで実がなる季節
トウモロコシに欠けているのは栄養
食べ物もなくなった彼らのとるべき行動はただ一つ
本当に文章に引き込まれていきました
そんなに長くないお話
久々に人に勧めたくなりました