力道山のロールスロイス

書かれたのは、中沖満さん
出版は、グランプリ出版
題名に惹かれて読むことに
てっきし力道山さんの自動車歴かと思ったら違ってました

作者の中沖満さんは塗装屋さん
最初は板金工を目指すが、職人肌の兄弟子たちと合わずに塗装工に
懐かしいというよりほとんど知らない車ばかりで挿絵を参照に想像したりネットで調べたりと楽しみながら読みました
今や車を全塗装するとか板金で叩き出すなんてことはほとんどないこと
だいたいそんなことしたら高く売れなくなる
ドアが凹んだら直さず交換
塗装がいたんだら全く違う色に塗り替えてまた乗り続ける
そこまでする人はもう普通にはいない
それでも古い車を乗り続ける人はいる
そんな人達にとってこういう職人さんは強い味方
こんな年になるとこういう生き方が良かったと思ってしまう