映画の戦後

作者は、川本三郎さん
出版は、七つ森書館
またもや川本三郎さん
前半は高倉健さんと菅原文太さん
中盤に原節子さん
後半は赤狩りベトナム戦争

前半中盤はどこぞで読んだり見たような気がしますが、後半は初めて
赤狩りの中で傷ついた人たち
戦中は友好国だったアメリカとソ連がどうして冷戦と呼ばれる関係になったのか
ベトナム戦争がアメリカに落とした暗さ
国家の中には国民がいます
その時代に普通の人はどうしたのか
赤狩りなど中流から上流階級への労働者の反感があれほどまで大きな運動になったと指摘
少し前に日本でも盛んだった対決型の政治
誰かを仮想の敵とすることで真実から目をそらせる
ベトナム戦争にあれほどまでの反対運動が起こりながら、その後の戦争ではあれほど大きなうねりが無いのは徴兵制が無くなったから
うーんこのあたりも知りませんでした