華氏451度

作者は、レイ・ブラッドベリ
出版は、早川書房
本を扱った名作と言われる作品
でもこの歳になって初めて読みました

ある意味近未来の世界化も知れません
英語のファイヤーマンはもちろん消防士
仕事は火を消すこと
この作品では昇火士などと訳されてますが、火で燃やすのがお仕事
何を燃やすかと言えば本です
人をダメにするものが本
自らが招いたとはいえ堕落させるものの烙印
見つけ次第に燃やしてしまえ
ナチス焚書は一部の本で良書と言われるものはちゃんと残されている
図書館戦争」なども同じ
この本では本全てが悪
この割り切り方は潔い
良書とか悪書とかは人それぞれ
本は全て悪いんやと割り切れば話は分かりやすい
本に携わってきたバン様が言うのもなんですが、内容にかかわると人それぞれで話がややこしくなる
正義と正義のぶつかりってやつです
芸術とか文学って全て認めるのが基本的な考え
そういう度量がないとトリエンナーレみたいになってしまう
こういう本を読むと、好きな本を自由に読める今に感謝です