スカーフェイス

監督は、ブライアン・デ・パルマ
出演は、アル・パチーノ、スティーヴン・バウアー
公開は、1984年4月
キューバからの移民の成り上がり、栄光と自滅
キターって感じのアル・パチーノさんの狂気と優しさ

キューバ社会主義国家になった際に多くの人がアメリカへ逃げ出した
アメリカへ来たからといっても働き口があるわけでもなく、ただ逃げ出したかっただけ
そりゃその後正業に就く人もいれば悪の道にはまる人もいる
それは正式な手段で入国した移民の人たちでもおなじこと
主人公は難民キャンプでカストロに睨まれアメリカに逃げてきた要人を殺害したことで市民権を得て難民キャンプを卒業する
そんな手段でアメリカ社会へ出たかれの働き先はやはり悪の道
麻薬の取引で富と権力を得て、ボスまでも殺して成り上がっていく
これはもう王道のようなギャング映画のストーリー
まあここからも王道ですが、裏切って手に入れた地位では今度は自分の周りが信じられなくなる
そこへ脱税疑惑での逮捕
壊れていく精神と踏み出していく破滅への道
全てが王道ですが、やはりアル・パチーノさんの存在感は完全無欠
狂気に才気、残虐さと優しさの見事な融合
恐れ入りました
ちなみに組織が暗殺しようとしたジャーナリストの車ってシトロエンですよね