闇を裂く道

作者は、吉村昭さん
出版は、文藝春秋です
闇を裂く道とはトンネルのことです
東海道線丹那トンネルの工事記

実は何度も言ってますが鉄ちゃんです
それに土木建築物のダムとかトンネルも好き
それに近代建築といわれる明治期から昭和30年代ぐらいまでの建物も好き
そして恥ずかしながら卒論は城郭でした
ここまでは一応自己紹介
トンネルって不思議で仕方がなかった
両方から掘り始めてちゃんと繋がるんですよ
測量なんて技術があることなど知らなかったから本当に不思議だった
丹那トンネルの工事は大正末期から戦中まで
そんな時代にもうこれだけ凄い技術があったことに驚きです
そしてこの工事の難敵が湧水
芦ノ湖3杯分の水が流れ出たそうですがその量も凄まじい
そのためにトンネル上部の村々では渇水
その補償問題にも莫大なお金が使われている
いやいや読んでるうちに途中で止めるのが惜しくなる面白さ
年末には青春18きっぷ丹那トンネルを抜ける予定
じっくり堪能してきましょう
でもなんで東名は御殿場回りなんでしょう
あの時代ならトンネルを掘れたと思うんですが