監督は、森崎東さん
出演は、倍賞美津子さん、原田芳雄さん
公開は、1985年5月です
前回書いた「家族ゲーム」より2年あとの作品
こちらの方がもっと昔の作品に見えてしまう
やはり社会派と言われる映画の宿命でしょうか
原発にフィリピンからの出稼ぎ女性
そして荒れる学校にヤクザ
外国からの労働力を受け入れるのは今や常識
原発だってあれだけの事故があったにもかかわらず日本の電力需要にはなくてなならない存在
荒れる学校から陰湿ないじめの学校に
これだけ時代が変わってしまうと映画で言いたかったことが陳腐化
ショットガンをぶっ放してヤクザを殺しても世の中は変わらなかった
何やらさびしさを感じてしまう映画です
まあ希望に燃えて働き始めたころの名古屋の街の風景が堪能できるのはナイス
松重の閘門から中川運河のあたりでしょうかね