師匠、御乱心!

作者は、三遊亭円丈さん
出版は、小学館です
落語協会の分裂顛末記
ここまで書きますかですよね

最後の先日亡くなられた円楽さんとの対談で円楽さんも言ってみえますが、一方の視点で描いたのがこの本です
円楽さんにしてみれば師匠の5代目円楽さんを悪く言われれば腹も立つはず
でも分裂した協会を昔のように戻したかったのは円楽さんの悲願で、あと少しのところまで来ていたなどという噂も流れています
円丈さんは三遊亭円生さんの弟子で5代目円楽さんとは兄弟弟子
円丈さんも一時はテレビによく登場していて落語界のプリンスでした
5代目円楽さんはもちろん笑点で、先輩歌丸さんとのからみなど絶妙
あの人がこの本のような人だったのかあとはにわかに信じられないです
まあ小さんさんと円生さんとの誤解から始まった協会の分裂騒動
そして三遊亭一門の瓦解
そりゃそうですわね
この本を読む限りは最初から崩壊状態ですから
でもその後も一門を率いていたのだから5代目円楽さんはやはり大した人でしょう
それに比べれば円丈さんはやはり小さいのかも
ただ最初からそりが合わなかったのならこの結果もやむなしですよね
組織が大きくなれば仕方がないことですよね
でも6代目の円楽さんは惜しいなあ