自転車泥棒

作者は、呉明益
出版は、文藝春秋
面白いお話だと思うのですがどこか入っていけない
またまた露呈されたバン様の弱点

外国小説でよくおこる致命的な弱点
登場人物が少ないうちはいいのですが多くなると突然襲われる健忘症
特に名前がカタカナで表記されてると全くダメ
簡単に言えば登場人物が理解できなくなってしまうんです
昔は登場人物の一覧が最初のほうに表記されていてそれを何度も見返しては読んでいたのですが、最近は登場人物一覧がなくなってる
そうすると頭の中は大混乱状態
自転車、それも第2次世界大戦中の自転車をめぐる物語で、それぞれの家族に戦争をからめてのいくつものストーリー
そのストーリーが面白くてドンドンと読み進んで行く
でも登場する人物がわからなくなってしまい、面白いのに人間関係がわからないという不思議な感覚
しかし人物を確認する術は戻って調べるしかないという困った状態
それも面倒なのでそのまま読み進むという暴挙で最後まで
うーん、これからはスマホのメモ帳に人物を書きだそうかな
困ったものです