私は貝になりたい

WOWOWの映画について書くと言いながら今日はDVDです
実はツタヤさんのネットレンタルを愛用しておりまして、そちらからも月に4枚CDやらDVDが届くんです
そやからそっちも見なあかんから休みの日は結構忙しい
そんなんで忙しいと言うなってか
ごめん

 中居君でも映画化されていますが、フランキー堺さん主演のほうです
監督は橋本忍さん、主演はフランキー堺さんに新珠三千代さん
公開は1959年で私の生まれる前の年
こんな有名作品で何を何を語ればいいのか
ありきたりですが、やはり戦争は悲惨であるということ
奇しくも藤田進さん演じる矢野中将が警察予備隊ができたことについて憲法の素晴らしいところは軍隊を持たないところと言っている場面
もう一度軍備や派兵ということについて考えてもいいのでは
あまりこのことばかりについて書くと何やら難しくなるので
フランキー堺さんは『幕末太陽伝』の軽快な演技も素晴らしいけど、こちらの抑えた悲しい演技も素晴らしい
森繁久彌さんと渥美清さんとフランキー堺さんはシリアスからコメディまで何でもこなせる素晴らしい役者さんです
ただフランキー堺さんはお二人に比べると天才肌なのかだんだんと差がついていきます
お二人は小林信彦さんの本の話だと自分の出番が終わっても人の演技を研究する熱心さがあったのにフランキー堺さんはさっさと帰ってしまったとのこと
それでも演技だけでなくドラマーとしても超一流だったから忙しさが違ったのかもしれない
矢野中将役の藤田進さんも初期の黒澤明監督作品では主演を張る一流の役者さん
本当に見ごたえのある作品
この時代だからこそ一見の価値はあります