牙狼之介

監督は、五社英雄さん
出演は、夏八木勲さん、内田良平さん
公開は、1966年11月です
弱きを助け強きをくじく、勧善懲悪、これぞ時代劇の王道
黒作品がいい味です

主演の夏八木勲さんは原田芳雄さんとかと同じカラーなんですよ
小汚くてアウトロー的な役柄
でも夏八木勲さんは少し小粒
だから脇役の方が映える気がします
もちろんこの映画では主演ですが、不思議なぐらい脇を固める方々が知らない方ばかり
普通は古い映画を観てると数人は後にスターになる役者さんが出演してるのですが皆無なんです
うーん、これをどう思えばいいのでしょう
主演級の方々は当時それなりの方々みたいですが大物じゃあないんです
それでいて駄作かといえばかなりの秀作
テンポが実によくてスイスイと話が進んで行くから集中力が途切れない
そして正義の味方と悪人ははっきりしてる
もちろんエンディングには決闘シーンが登場
時代劇や西部劇では王道のエンディングじゃないですか
夏八木勲さんを小粒と言いましたが作品も小粒
でもやっぱり山椒は小粒でもぴりりと辛いと言いますがその通り
やっぱりシリーズ作の1作目はいいですね