珈琲屋の人々

作者は、池永陽さん
出版は、双葉社です
街の喫茶店を訪れる人たちの物語
いや喫茶店ではないです
題名の通り珈琲屋です

バブル時代の土地をめぐる狂騒
そして踊らされ傷ついた人たち
そんな人たちが珈琲屋に集まってきます
地上げ屋を殺した殺人犯がマスター
自分の罪をいつまでも償うことが務めだと思っています
殺した地上げ屋の妻、地上げ屋に襲われ自殺した高校生の彼氏、マスターを不器用に愛する人
誰もが不器用
でも魅力的
小説の世界とはわかっていても会ってみたくなる人たちです