メガネと放蕩娘

作者は、山内マリコさん
出版は、文藝春秋です
商店街再生物語
でも再生はしません

限界集落のお話しとか最近ちょっと流行ったさびれゆく場所を再生する物語
現実の世界ではなかなかうまくいかないのが実情
昔住んでたあたりでも大曽根の商店街がオズモールに生まれ変わり華々しくマスコミにも取り上げられた
で、今行ってみると無残な姿
あれならアーケードを残した方がよかったのでは
円頓寺の商店街も再生したというけれど、昼間行けばそうは思えない
郊外のショッピングモールでもお店の入れ替わりや空きスペースが多い
商店街でうまくいくのは並大抵のことではないはず
で、こちらのお話し
なんか何でもうまくいってしまうのがうーん
そして敵役がいないから、仲間内のお話しになってしまってる
こういうお話は、徹底的な悪役がいて、その人物と対決しながら話が進んでいく方が面白いのでは
幸せ満点の結末
ちょっとなあ
最後にこの本を読もうと思ったきっかけは装丁
昔のレコードで言えばジャケ買いです
手に取りたくなります