ワシントンのうた

作者は、庄野潤三さん
出版は、文藝春秋です
知りませんでした住吉中学の卒業生とは
大先輩じゃないですか

フィクションで書けないとおっしゃる
身近な人たちへの語りかけとして小説を書く
小説としてはある意味邪道
想像して書くのが小説だから
でもなかなか書けるものではない
ですから小説家の皆さんは用意周到に資料を集めて準備をなさる
でも庄野さんはこの本を読む限り違う
だからかもしれないが文章がとてもゆったりしている
全然力が入っていない
書くんだぞ、書いたんだぞというオーラがない
その分読み手もゆったりと文章に入っていける
文字の海に漂ってるような感じです
おお、なかなかいい表現じゃないですか