下駄で歩いた巴里 林芙美子紀行集

作者は、林芙美子さん
出版は、岩波書店です
あとがきで立松和平さんも書いておられますが、昭和初期に大胆なことをと驚いてしまいます

まあ、作家さんですので時間は自由になる
そして「放浪記」がベストセラーになった後なのでお金もあったはず
でも出かけますかヨーロッパまで一人で
それも満州からシベリア・ロシア経由でパリまでですよ
そして物おじせずに平気で旅をしている
バン様の初海外旅行は悲惨なもの
入国審査は6時間もかかり、その後はビクビクの道中
食べるのもB&Bで朝食をたらふく食べて、後はファストフードやデリカテッセンでしのぐもの
言葉もできないのにレストランに入る勇気は空港で失っていた
それなのに30前のこのお姉さまは平気に旅行をしている
恐るべしと感嘆の声をあげるしかありません
どうも読んでいると気持ちの切り替えの早く、すぐに気分転換できる性格みたい
これはバン様とは真逆の人に違いない
もし生まれ変わることがあったならこんな性格に生まれたいが正直な感想です