監督は、パヴェラ・パヴリコフスキ
出演は、ヨアンナ・クーリク、トマシュ・コット
公開は、２０１９年６月
この純愛は何だろう
あの時一緒に亡命していればなどと思ってしまう
ポーランドが舞台なんですよね
ポーランドといえば第２次世界大戦ではドイツとソ連の密約でに占領されてしまい、ユダヤ人虐殺の強制収容所があった地
戦争が終わりドイツがいなくなったら共産主義の一翼を担う国家になってしまう
そしてバン様世代には連帯のワレサ議長、今はヴァウェンサ議長の民主化闘争
そんなポーランドの共産主義時代が舞台の映画ですので暗いのなんのって
それに追い打ちをかけるモノクロの映像
主人公の女性が属するのは音楽舞踏団
芸術を友好の武器にするのは共産主義国家のひとつの政策
だからある意味ではエリート集団
暗い過去を持ちながら才能でつかんだその地位
そして音楽監督との恋愛
でもなあ、本当に暗いんです
エンディングなど出会いと別れを繰り返したふたりがこれですかと言いたくなる
もしはないけれど、あの時に待ち合わせの場所に行っていればパリでの幸せな生活がおくれたはず
どうして、どうしてと叫びたくなりましたよ
そんな映画ですが音楽は抜群に素晴らしい
これが救いですね
