再会の夏

監督は、ジャン・ベッケル
出演は、フランソワ・クリュゼ、ニコラ・デュボシェル
公開は、2019年12月
いやはや何て言っていいのやら
この結末って拍子抜け

勲章まで貰って戦争から帰ってきた兵士
しかし、彼は式典で自分の飼い犬の首に勲章をかけて暴言を吐く
そして牢に入れられた彼の元には彼を裁くために軍の検事がやって来る
彼が牢から出てくるのは鳴きながら待ち続ける愛犬
主人の帰りを待つのは愛犬物語の定番
なぜ彼はあのようなバカげた行為を行ってしまったのか
ここらあたりでこれは反戦映画じゃないかと思い始める
回想の中でももう戦争を終わりにしようと行動するこの兵士
ロシアの兵士と酒を酌み交わし、革命の成功を共に喜び乾杯する
立ち上がらなければ何も変わらない
彼には高尚な思いがあるはず
ところが見事にこの筋書きは否定されてしまう
単なる嫉妬がその原因
彼女を手伝う若者を見て何やら勘違い
そして自暴自棄
よもやこんな展開に持って行くとは思いもしませんでした
最後に牢を出て彼女の元に愛犬と共に帰る彼の姿
おいおい、それはないでしょう