ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期

監督は、フランシス・フォード・コッポラ
出演は、アル・パチーノアンディ・ガルシア
公開は、1991年3月
元々はパートⅢと言っていた作品の再編集版
パートⅢ事態がパートⅡから16年も間が空いて製作されたもの
男の引き際ってやつを描いてます

すべての権力を手にしてファミリーの合法的な企業へと変身させていたドン・マイケル
走り続けているときはあれほど冷酷で非情だった男が人生を振り返り始めた
すると人生は後悔と懺悔の日々と変わっていってしまう
子どもへの愛情や別れた妻・妹への愛情
そして衰えていく体力と病気
それに向き合った時に彼の中から強さが消えていく
それでも彼の周りにはまだ魑魅魍魎の世界が残っている
最期の身の処し方を選んだ時に周りに起こったことは
そんな老いていくドンを見事に演じ切るアル・パチーノさん
そしてドンを継ぐことになるアンディ・ガルシアさんの生気あふれる姿
これぞ権力者の新旧交代の名映画
確かにあの前2作の力強さはなくなってしまったけれど、これぞ人生を描いてます
やはりこの映画を作るには16年の時が必要でしたね