判決、ふたつの希望

監督は、ジアド・ドゥエイリ
出演は、アデル・カラム、カミル・エル・バシャ
公開は、2018年8月
レバノンが舞台の映画
元々の住民と難民として流れ込んだ人たち
日本人にはわかりづらい対立

やはり地続きの国では難民の受け入れと移民の問題が大きな社会問題
日本にも一時ブラジル人たちの流入が社会問題になったけれどあの比ではない
そこへ宗教の違いも絡んでくるからなかなかお互いに認められない
この映画もほんの些細な言葉から始まった事件が国家を巻き込んで大事になっていく
小さないざこざが大事件
裁判で知らなかった事実までは世間にさらされていく
一見悪い奴に見えた原告にも触れてほしくない過去があり、その過去の恐怖感が被告への言葉になって出てしまった
このまま憎しみあったまま終わってしまうのかハラハラしましたが、結果は双方納得したもの
映画のように現実の世界もならないものでしょうか
ヘイトスピーチで憎悪をあおるような輩がいる日本
もっとたくさんの人が日本に流れ込んできたらと思うと心配でならない