わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ

監督は、セルダル・アカル
出演は、エルダル・べシクチオール、ブルジュ・ビリジク
日本では、劇場未公開
トルコの映画というのが珍しい
そうかトルコは第二次世界大戦の綱引きの餌にされていたんだ

なかなかよその国のことはわからない
ヨーロッパ何てたくさん国がある
大国だけを見てると本当のことがわからない
この映画にはユーゴスラビアの大使館も出てくる
では映画の話に戻って、これはスパイのお話
そんなの題名を見ればわかるてか
そうです
主人公はイギリス大使館に勤める執事とドイツ大使館に勤める秘書
執事には前の大戦で障害のある弟と両親の亡くした過去が
秘書にも障害のある息子がいる
スパイ戦に二人の恋愛、そして障害者の問題まで盛り込まれた内容
しかし、ナチスユダヤ人虐殺は知っていましたが、障碍者に対するT4なる作戦があったのは初めて知りました
優秀な人材だけが生き残るべきで、それ以外は抹殺しなければならない
なんと恐ろしい考えでしょう
これがナチス思想の原動力だったとしたらあまりに危険
あっ、戻らないと
イギリスとドイツから仲間にと誘われるトルコ
ドイツについて敗れた苦い過去
しかし、仲間に誘うだけで国のことをわかろうとしないイギリス
そんな不安定な時代に活躍する二重スパイ
あっ、言ってしもうた
積極的にはイギリスにくみしないが、ドイツを敗戦へと追い込む作戦
そんな役割を小国トルコが演じる
面白くて痛快です
しかし秘書を演じた女優さんは美しすぎる