世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

作者は、マイケル・ルイス
出版は、文藝春秋
リーマンショックなるものがありました
サブプライムなる言葉もありました

でも当時何のことやらさっぱりわかりませんでした
投資や株の取引きって日本では少し胡散臭いこと
まあ、楽して儲けるってやつです
でもれっきとした商売
目をつけるところをちゃんと探してそこへお金をつぎ込んでいく
そんな人たちのお話がこの本
住宅ローンを債権にする
この発想がお金を生み出した
債権を売った人、買った人
好景気での住宅価格の高騰
損をするはずがない
でも借りた人に返済能力はない
住宅が値上がりする、借り換えをする
ある意味綱渡り
日本でもゆとり返済なるローンがありました
最初の数年は利子分の返済
金額は安い
数年たつと返済金額は倍になる
住宅バブル崩壊
同じモデルです
破綻に賭けた人のぼろ儲け
でも破綻した人たちの中でも幹部の皆さまは見事の負け逃げ
それでも莫大な資産は確保
社会的地位が喪失しただけ
うーん、やっぱり貧乏人には厳しい世界