82年生まれ、キム・ジヨン

監督は、キム・ドヨン
出演は、チョン・ユミ、コン・ユ
公開は、2020年10月
原作も読んだんですが、映画の方が心にきました
チョン・ユミさんは実にお美しい

心が壊れていくとはこのようなこと
本人が気づかぬうちにじわじわと心が病んでいく
周りが気づいたら手を差し伸べないと大変なことになってしまう
主人公の女性は仕事もできる人だったのに子どもが出来て家庭に入った
日本でもそうだけど結婚すれば寿退社、子どもができれば待ったなしの退職
それが当たり前の時代で、女性が働き続けようと思うと公務員か先生しかなかった
家庭に入れば外との接触は狭まり、付き合うのは親戚か近所ぐらい
この女性のように旦那が母親に溺愛されていると義理の母親との付き合いもストレス
外で働くということは大変な面もあるけれどストレスの発散にはもってこい
気分転換ってやつなんですよ
そんなことを考えながらこの映画を観ていると誰でもハッとする場面はあったはず
堂々巡りに頭の中が回り始めた時のあの怖さ
最後に新しい生活を見つけて活き活きとした主人公を見るとホッとしました