監督は、Ｐ・Ｂ・シェムラン
出演は、メル・ギブソン、ショーン・ペン
公開は、２０２０年１０月
職場で何度か見かけてた「オックスフォード英英辞典」の編集物語
「舟を編む」とよく似たお話ですが、も少し権謀うずまきドロドロしてます
日頃、国語辞典など深く考えずに使ってんすが、映画を観ればその編纂は気の遠くなるようなお話
言葉の意味から出典まで網羅
今やネットで簡単に検索できるようになりましたが、どうしてもわからない時は図書館に行って「大漢和」か「日本国語大辞典」で検索します
ですので辞典の編纂をしている方には感謝感謝ですし、出版してくれている出版社にも感謝感謝です
映画の話に戻ると主演お二人の演技に驚愕
確かにショーン・ペンさんはお騒がせ俳優ですが、その演技には定評がある
この作品でも心を病んで殺人を犯しながら辞典の編纂にかかわるボランティアを本当に鬼気迫る演技で快演
幻想から逃げる姿と必死に語彙を調べる姿のコントラストはお見事
そしても一人のメル・ギブソンさん
こんな抑えた演技ができるとは知りませんでした
力任せの肉体派と勝手に思ってましたが、抑えに抑えてじっと耐えながら逆転ホームランをかっ飛ばしてます
たくさんの人に支えられた辞典編纂
使うときにはかかわったすべての人に感謝しないと
また脱線して、夫を殺された未亡人役のナタリー・ドーマーさんが田畑智子さん、博士を支える教授のスティーヴ・クーガンさんがピーター・ローフォードさんに見えてしまうのはバン様だけでしょうか
