バートン・フィンク

監督は、ジョエル・コーエン
出演は、ジョン・タトゥーロジョン・グッドマン
公開は、1992年3月
気になったのは、ジョン・タトゥーロさんの目がアル・パチーノさんの目にそっくりなこと
そしてこの映画のポスターってほかの映画のなのか、アルバムジャケットで観たような気がするんですよね

退屈なのになぜか妙に引き込まれる映画
ホテルの部屋が隣同士の二人の男の物語
ニューヨークの演劇界で高い評価を得た脚本家が一人目の主人公
彼に映画界から脚本の依頼が舞い込んでくる
崇高という言い方も変だけど舞台の方が映画より上、映画はテレビより上って序列が昔あったような気もします
だからこの脚本家も映画の脚本を書くのを躊躇
それでもお金を得ればあとは好きな脚本が書けると言われて決断
そして西海岸のホテルで脚本を書き始めるが、映画はレスラーの物語というどうしようもない作品
それに書いたこともない物語に一向に筆の進まない脚本家
音が気になりホテルに知らせたことで現れた隣の部屋に宿泊する保険の外交員の男
不思議と友情が芽生える二人
映画界の人が登場する場面では一気に明るくなる画面
そしていつも薄暗いホテルの一室
不思議なマジックを見つづけているような映画でした
スティーヴ・ブシェミの個性はこの頃から爆発してますね