相続人

監督は、フィリップ・ラブロ
出演は、ジャン=ポール・ベルモンド、シャルル・デネ
公開は、1973年11月
フランスの2大スターと言えばベルモンドさんとドロンさん
でも日本では人気は雲泥の差だった気がします

ご存じのようにドロンさんは天下の二枚目
誰が見ても男前
ベルモンドさんは海外ではわかりませんが日本人の目からは二枚目じゃない
どっちかと言えばやんちゃ坊主的な存在
まあ女性ファンの数が全然違いました
そしてF1を見る人なら知ってますが息子さんはF1ドライバーでした
成績は残念ながら全く大したことありませんでしたが、あのジャン=ポール・ベルモンドの息子さんということで話題になりました
では映画に戻りましょうか
莫大な遺産の引き継いだ経済界の大物息子を演じるのがベルモンドさん
帰国の際にもあらぬ疑いをかけられる怪しい雰囲気
彼を疎ましく思うのは父に仕えた忠臣たちなのかそれとも…
そんなお話なんです
ナチスへの協力や義理の父のファシスト思想など、まだ戦後は終わってないとばかりに政治的な問題まで絡めています
一体これはどういうエンディングを迎えるのかと思えば題名通りの相続人の物語として終了
そして悪人はやっぱりあの人物
しかし70年代フランス車が粋ですね