高い城の男

作者は、フィリップ・K・ディック
出版は、早川書房
こちらもキンドル版での読書
第二次世界大戦で枢軸国が勝つという物語

どうやらアマゾンでドラマシリーズがあるみたいなのですが残念ながら会員でないので観れません、ちょっと残念
日本やドイツが第二次世界大戦で勝っちゃうんですよ
そしてアメリカは日本とドイツで分割して支配
ドイツは宇宙まで支配下に置こうとしている
日本はチマチマと南米に進出しているが、科学分野ではドイツに大きく出遅れている
しかし、本当に第二次世界大戦で日本やドイツが勝利していたらどうなっていたんでしょうか
この本でもユダヤ人への虐殺は続いています
そしてドイツ民族中心の世界が築かれています
じゃあ日本はというと明確な占領政策は描かれていません
でも日本国内ではきっとあの軍主導の政治が続いているはずです
日本はカリスマ指導者がいないから政変もたびたび起こっているでしょう
もちろん自由に意見が言える国ではないはず
今の中国や北朝鮮と変わらない社会が展開されているはずです
本の中なら受け入れられても現実にはちょっと
本のラストはちょっと拍子抜け
でもそれぐらいがちょうど良いのかもしれません