狩人の夜

監督は、チャールズ・ロートン
出演は、ロバート・ミッチャムリリアン・ギッシュ
公開は、1990年3月
アメリカでは1955年公開なのに日本で公開されたのは35年後
キリスト教の教えと執拗に子ども追いかける展開が早すぎたのですかね

ロバート・ミッチャムさん演じる男は偽牧師で詐欺師で女性を食い物にしてきた男
彼は刑務所で強盗を働いて死刑になる男と知り合い、その金を出所後に奪おうとするんです
未亡人となった女性に近づき、執拗に金の在りかを聞き出そうとします
この家の息子だけが彼を信じていないのですが、口の達者なこの男は周りを味方につけていき、まんまと未亡人と結婚してしまいます
金の在りかは子どもたちが知っているのですが、お兄ちゃんのおかげでその場所はわからない
ついには未亡人まで殺してしまい、次は子どもたちというところで子どもたちは脱出します
ここでリリアン・ギッシュさん演じる老婦人
実はこの時点でリリアン・ギッシュさん老婦人を演じているのですが、何と32年後に『八月の鯨』でも老婦人を演じているんです
それも年下のベティ・デイヴィスさんの妹役で
あの映画でも実にカッコイイ老婦人だったのですが、こちらはさらに凛としています
どうやらアメリカでヒットしなかったのも公開が遅れて理由のよう
後年カルト的魅力で再評価されたそうです
本当に面白い作品ですよ