監督は、ミヒャエル・ハネケ
出演は、ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・エヴァ
公開は、2013年3月
大好きなイザベル・ユペールさんも登場しますがエロくありません
しかし重い映画です
死に化粧をした老婦人がベットに横たわる悪臭の漂う一室から映画が始まります
なぜ彼女はこうなったのか
一体誰が彼女をこのような姿にしてしまったのか
住んでいるアパートは何室もあるような豪華なもの
住んでいた老夫婦はともに音楽家
ある意味では何不自由のない生活がおくれる人たち
ところが妻を病魔が襲い、手術も失敗
そこから夫による介護が始まる
ドンドンと進んで行く病状に認知症まで加わる
献身的に介護しながら自分も心を病んでいく夫
こりゃ本当に現代社会の老々介護問題
半身不随となった妻を週に数度看護師を雇ったからといってどうなるものでもない
娘も忙しく口は出せてもどうすることもできない
本当ならやっぱり施設に入所させるしか方法はないと思いますよ
10年前の映画ながらすぐ先の未来に警鐘を鳴らしています