丘の上の本屋さん

監督は、クラウディオ・ロッシ・マッシミ
出演は、レモ・ジローネ・ディディー・ローレンツ・チュンプ
公開は、2023年3月
いいですよね、こういう映画
日常を切り取ったような何気ない映像がジンときます

何十年も前に就職を考えた時、図書館で勤められなかったら本屋さんかレコード屋さんに就職しようなどと考えてました
その後を見ればどちらも斜陽の商売になってしまったのですが、自分の好きなことが仕事にできたらいいなあ漠然と考えてました
まあ図書館には勤めることができましたが、好きなことだけがもちろんできるはずもありませんでした
この映画のように文学作品だけを扱えればおすすめを積極的に紹介できるのですが、デリケートな問題も扱っていますので一歩踏み込むことができないのが司書の限界なんです
映画の話に戻ればこの本屋さんは古本屋さん
登場するのは毎日のようにゴミ箱から拾った本を売りに来る男性
隣のカフェの店員
店員が心を寄せるお手伝いさん
本好きの少女
この少女との交流はありきたりの言葉ですが心が温まります
そして最後は静かなエンディング
こりゃたまりませんね