フォーリング・ダウン

監督は、ジョエル・シュマッカー
出演は、マイケル・ダグラスロバート・デュヴァル
公開は、1993年7月
マイケル・ダグラスさんは言わずと知れたカーク・ダグラスさんの息子
そのため勝手に親の七光り俳優などと思っていました

でもこの映画を観るとけっしてそんなことはありませんね
30年以上も前の作品なんですが、主人公をイライラ感を見事に演じています
冒頭の渋滞の車内の様子
動かない車にクラクションの音、そして車内を飛び交う蝿
ドンドンとつのっていくイライラ感
ここで爆発かと思わせて車をその場に置いて立ち去る姿
彼が向かいたいのは娘の誕生日の別れた妻の元
ただそこに行きたいだけ
そんな彼を邪魔する人たち
お前たちはどかんかえ、この場から消え失せろ
車を置いて去った彼ではもうありません
邪魔する者は排除する
そのための暴力で拳銃
その彼を追い詰めるのはこの日が定年退職の日の老刑事
娘の幼い頃に亡くし、妻の精神はおかしくなっている
今日を無事に過ごせば、いつも妻の元にいてやれる
怪我をするのが怖くて事務屋になり下がったと同僚たちに言われても、それは今日限り
それでも今日さえ無事に過ごせばと思う心に火が付きます
最後の決闘シーンは西部劇へのオマージュかな
いい作品だなあ