作者は、松家仁之さん
出版は、新潮社です
上下本で読むのに3週間かかりましたが、実に面白い
一般参賀などで皇室の方々が立つ宮殿の建設物語です
一度お立ちになると書いて立つと訂正
ニュース番組で皇室を扱うときに急に口調が変わるのに違和感を覚えているのにお立ちになるはやっぱり変かなと思ったものですから
かと言って皇室を敵視しているわけではないし、今の天皇は年も同じで大学の専攻も同じ日本史なので親近感を覚えてますし、ライバル視さえしてます
こちらの小説は、この宮殿を設計した建築家と天皇の侍従、それに宮内庁に勤める建築担当者3人の視点を中心に書かれています
元々城や現代建築を眺めるとうれしくなる性格なので実に面白い
それにかつての上司のおじいさんがこの本にも登場する終戦時の侍従長
この方の書かれた『侍従長の回想』って本も読ませていただきました
ちなみに侍従長の名前は藤田尚徳さんです
この本は小説ということもあり写真などが掲載されていないので、興味のある場面が登場するたびにネットで検索しては画像で宮殿や絵画をへー、ほーと言いながら確認してました
宮内庁の牧野って人も憎たらしいのですが、これぞ公務員
こんな人を何人も見てきたなあと自分も公務員ながら思ったりしました
さすがに疲れましたが、久々にとっても面白いと思った本でした