米朝快談

作者は、嶽本野ばらさん
出版は、新潮社です
嶽本さんが落語が好きだとは知りませんでした
この方職場にも見出し板などあるのですが小説は読んだことはありません
でもこの本おもしろいです

桂米朝さんという方、大阪にいる頃はまだまだテレビに出て見えました
でもちょっとというのが正直な感想
上品なんです
漫才に慣れた世代にとってスピード感がない
おっとりとした語り口
だからどうしても見ても面白くない
この頃の上方落語米朝さんのような正統派はまれな存在
仁鶴さんにしても三枝さんにしても落語家というより司会者
その後のザ・パンダ文珍さんや八方さん)もアイドル
落語を聞く機会はほとんどなかった、小染さんはたまにテレビでもやってみえた
ところが最近になってこの本にある嶽本さんとおんなじ経験をした
睡眠誘発剤として落語を聞く
ほとんど酒におぼれた生活だからお酒で眠りに入る
飲まないと寝つきが悪い
ところが何の拍子か知らないけれど近くの図書館で米朝さんのCDを借りた
で飲まない日に聞いているとそのまま寝てしまった
これはいいというので聞いている
酒をやめたわけではありません
どしどし飲んで今年の健康診断では肝機能でひっかかり、昨日も血を取ってきました
そしてその晩に最後の飲酒とビールをバカ飲み、ほんとアホです
ちがうちがう、米朝さんの落語
あんなにスピード感がなくて面白くないと思っていた米朝さんの落語が好きになったのです
ちなみに枝雀さんで試したら、うるさすぎてダメ
途中で寝入ってしまうので今一つストーリーがわからない
その上一語一語うまく聞き取れない
だから話を語れと言われても無理なんです
でも本当いいんです、これが