ジョーンの秘密

監督は、トレヴァー・ナン
出演は、ジュディ・デンチソフィー・クックソン
公開は、2020年8月
原題はRedJoanですから赤のジョーン
共産主義者は赤は万国共通

まあ今でも共産主義国家はあるからあまり言ってはいけないですが幻想の社会
誰もが平等で福祉は充実
ほとんどの人はそんな社会はありえないし嘘の世界だとわかっている
第2次世界大戦という世界中を巻き込んだ戦争が終わった後、人々は理想の社会を求めた
そしてそんなものは存在しないことに気づいた
この映画はそんな時代のスパイの物語
彼女自身はスパイだとは思っていないところがポイント
核爆弾の開発情報を知り得た彼女
彼女はアメリカが投下した広島・長崎の記録映画に衝撃を受ける
こんな兵器は使ってはならない
そしてソ連に情報を流した
大国が平等に核爆弾を持つことでその使用を抑止する
うーん、一理ある考えですよね
使えばお互いが傷つくことは自明
しかし恋愛や嫉妬をこれほど映画に盛り込まれると、単なる感情かとも思えてしまう
それがこの映画を薄っぺらくしてるようで残念