ピータールー マンチェスターの悲劇

監督は、マイク・リー
出演は、ロリー・キニア、マキシン・ピーク
公開は、2019年8月
権力者による民衆への弾圧と虐殺
こういう映画を観るとやはり現代でも続けられている愚行を思い出してしまう

毎日の糧にも事欠く人たちがいる中で、贅沢を満喫し権力にしがみつく人たちもいる
ナポレオンとの戦争に勝利した直後の大不況
そこへ追い打ちをかけた天候不順による食糧不足
苦しむ人たちに何ら手を差し伸べない政治家たち
政治家には自分たちの代表が送り込まれていない不満
社会を変えようと自立し始めた人たち
暴力による革命など意図していないにも関わらず、自分たちと既得権益が奪われると恐怖感を募らせる政治家や実業家
武器も用意せず平和的に始まった集会
しかし一度恐怖感を持った人たちには群れ集まった人たちが怖くて仕方がない
彼らのとった行動は弾圧するということ
こういう多くの犠牲を払って上で、私たちが自由に意見を言うことのできる社会が出来上がった
でもいまだに自由に意見を言うことのできない国もたくさんなる
そして物言わぬことでそういう社会がなくなる恐れもある
中国やロシアだけじゃなくて友好国だと思っているアメリカにだって、そして日本でも気をつけていないと何かよからぬことを考える人たちはいる
こういう映画を製作できる国はまだ安心ですかね