突破者

作者は、宮崎学さん
出版は、南風社です
無茶しよる奴ですわとしか言いようのない人物
家はヤクザなのに学生時代は日共の突撃部隊
そしてまた裏社会へ

バン様実はヤクザ映画とかマフィア映画が大好き
本人はケンカのケの字もできない臆病者なのに大言壮語
だから憧れるのは強い男の世界
この本なんてそんな性格の人物にはぴったりの本
通勤の合間や家に帰ってから狂ったのように読み漁る
大部な本なのに1週間で読み終えました
こういう本の原点は中学時代に読んだ「高校放浪記」
あれから全く進歩していないのかもしれない
全ての暴力が否定される現代ではタブーのような本であるのは確か
その上、銀行や官僚、政治家批判
でも書かれてるようにバブルを主導したのはその方々
そしてほとんどが見事に勝ち抜け
泣いたのは本当に普通の人たち
銀行なんて負債をたらいまわしにした上に税金まで投入されてる
官僚や政治家で責任を負わされたのはほんの下っ端
作者のやったことは確かに無茶
でも強い者に対して言っていることはまとも
振り返っても上司に何も言えなかった自分は小者中の小者
それができる人が出てくる映画や本に憧れるのは自分のふがいなさに対する反抗心
ありゃりゃ、何を書いているのやら
全然違うかもしれないけど日本人っていつかは水戸黄門が目の前に現れて、この目の前の不幸を何とかしてくれると思ってる他力本願志向