監督は、エリア・スレイマン
出演は、エリア・スレイマン、タリク・コプティ
公開は、２０２１年１月
何と言えばいいのだろう、素人の８ミリ映画
悪い意味じゃないですよ
すごくセリフが少ないんですよね
それが素人撮影の映画だと思えてしまう原因
ホームビデオもそうですがそこにはシナリオがないからセリフがない
音声は自然と録音されてしまったもの
そんな映画なんですよ
パレスチナから始まってパリ、ニューヨーク
ストーリーがあるのかどうかもよくわからない
主人公が映画監督であることは間違いなし
でも現実の世界と頭の中の想像・妄想の世界が映し出される
ただ素人映画と違うところは退屈しないこと
まあ商業作品ですから当然と言えば当然ですが、この不思議な世界から目が離せない
レモンの盗みに来ながら、レモンの木の世話もする隣人
パレスチナ人を初めて見たと大騒ぎするニューヨークのタクシー運転手
人々の前で切れてしまうパレスチナの神父
セリフが少ないながら登場人物が個性的で目が離せない
ストーリーがなくても映画って成立すんですね
