アマゾンに鉄道を作る 大成建設秘録 電気がないから幸せだった。

作者は、風樹茂さん
出版は、五月書房です
題名だけでは中身はわからないもの
勝手に『戦場にかける橋』のようなドキュメンタリーを期待していたのですが

いやはや全然違いました
最後にはODAに対する提言などの書かれています
鉄道建設の苦労話と思って買ってしまったバン様は大ショック
どちらかというと人事関係とか人との繋がりとかが中心で実際の鉄道建設のお話は出てきません
まあ日本の他国への援助については考えさせられますよね
物価高騰と言いながら大した対策も取らずに他国には多額の援助を続けている
まあ中国もそうですけどそれなりの思惑があってのこと
仕方がないと言えば仕方がないことかもしれません
この鉄道だって多額のお金をつぎ込んでせっかく作ったのに今は道路にとってかわられようとしているみたいです
まあ損をしなかったのは援助を受けた国で、お金が入ったのは工事を請け負った企業、損をしたのは日本ってことですかね
考えれば政情の安定していない国に投資をすればお金も回収できなければ、見返りもないのは危機管理以前に自明のこと
それでも世のため人のためと思ってやるしかない事業なのかもしれません