上海バンスキング

監督は、深作欣二さん
出演は、松坂慶子さん、風間杜夫さん
公開は、1984年10月です
元々は舞台で自由劇場の作品
映画で松坂慶子さんが演じていたまどか役は吉田日出子さんが演じていました

偉そうに書いていますが舞台を観たことはございません
でも吉田日出子さんってバン様世代はよくテレビでも拝見し、その不思議なキャラとしゃべり方が妙に頭に残るお方でした
舞台はロングランを続け、主題歌の「ウェルカム上海」は名曲中の名曲です
舞台は戦争に向かった日本いた時代の上海
上海は中国の中でも欧米の租界があり、先進的で自由な気風の町だったそうです
そこへ日本から欠け落ち同然で向かった夫婦の物語
日本で肩身の狭くなったジャズが自由に演奏でき、友人もいるこの町にやって来ました
楽しく過ごせるはずの上海にも戦争の影がさしてきて、やがて軍人たちが幅を利かせる町になってしまいます
強く生きる妻に比べて、芸術家肌だった夫は時代の変化に取り残されてしまいます
なんてお話ですが、やはり戦争さえなければと考えてしまう作品
まだこの時代ちゃんと日本の行った行為をちゃんと描けているのも素晴らしいじゃないですか
強いも弱いもなくて誰もが勝者でも敗者でもない夢の世界
実現できるのでしょうかね
今や長渕剛さんの奥さんでアクション女優でもあった志穂美悦子さんを拝見できる貴重な映画でもあります
さすが足がきれいに上がりますよ