ガープの世界

監督は、ジョージ・ロイ・ヒル
出演は、ロビン・ウィリアムズグレン・クローズ
公開は、1983年10月
確か公開された時に映画館で観たはずです
波乱万丈の人生であり、波乱万丈の一家でもあります

作家志望の少年の母親は看護婦さん
彼が誕生したきっかけは子どもが欲しかったから
でもセックスは子どもを授かるためだけにあるとの考えで寝たきりの入院患者と無理やりにセックスする
そして大きくなった息子が作家を目指して作品を売り込む際に自分の人生を書き上げた作品を売り込みに行く
これが大成功を呼んで女性解放運動家の憧れの存在となってしまう
息子は息子で作家として成功をおさめ、幸せな結婚をし子どもも授かる
でも人生そんなに上手くいくはずはない
妻の浮気に子どもの死
夫婦崩壊、家庭崩壊の危機を乗り越えれば今度は母親の暗殺
そして最後には自らも銃で撃たれてしまう
映画で観ながら感じるのはこの息子の性格ってどうなのってこと
良き父親であり良き夫である反面、突然キレてしまうあの性格
それじゃああの良き父親で良き夫はもしかして本心ではないのかってこと
怒りを内面に押し込めたまま、善人であろうとするとストレスがたまってしまう
まあ誰でも外向きと内向きの顔を持っているもの
エンディングでは銃で撃たれてヘリコプターで搬送される場面で終わるのですが、この息子の人生はどうなったのか知りたくて仕方がないです
特に生き延びたのであるならば