監督は、河崎実さん
出演は、小橋賢児さん、柏原収史さん
公開は、２００６年９月
原作は筒井康隆さんで小松左京さんの『日本沈没』のパロディ作品
もちろん出たがりの筒井康隆さんは映画にも顔を出してます
しかし原作が書かれたのは小松左京さんの『日本沈没』が書かれたのと同じ年
すぐにパロディを書き上げる筒井康隆さんの執筆力は驚き
日本は沈没せずに生き残った
そして沈没したのは日本以外の国だった
こんな設定を思いつくのは並大抵ではない
そして生き残った日本に押し寄せる外国人
国を捨て、国民を見捨てて日本に殺到した世界中の首脳
日本にゴマをすり、それを日本の実力と勘違いする日本の首脳
そんな中で我が世の春を謳歌する日本
やがて外国人に対する差別や弾圧が日本国内を闊歩する
おそらく筒井康隆さんは日本人の特性なども十分に考えた上でこの作品を書かれたはず
本当に見抜いたうえでのこれからの日本への警鐘を鳴らしているような気がする作品です
確かに特撮などは安っぽいのですがそれがまたバン様世代にはウルトラマンなどの特撮を彷彿とさせて見入ってしまいました
これから世界はどうなるのでしょうね
