監督は、小津安二郎さん
出演は、田中絹代さん、高峰秀子さん
公開は、１９５０年８月です
生まれる１０年も前の作品です
言葉の使い方も全然違いますね
ごきげんようって最近は使わないですよ
それも人と出会ったときにごきげんようとは
そして主演の田中絹代さんはずっと着物姿
今着物を着るのは晴れの舞台でしか着ないですよね
さすがに生まれる前の姿だと懐かしいとも思わないのが正直な気持ち
そしてセリフ回しもわざとらしく感じてしまう違和感
今はもっと感情あらわにセリフを言うのが当たり前
何やら教科書を読んでいるような気がします
でもこういう時代だったのでしょう
男優陣は山村聰さんに上原謙さん、笠智衆さん
知っているイメージと違ったのは山村聰さん
重々しい役柄の山村聰さんしか知らないのに実に若い
そして顔立ちもきりっとしている
そして役柄は田中絹代さんの旦那役だけど無職でネチネチ旦那、しかし猫好き
まあ嫌な男ですよ
上原謙さんは成功者の２枚目をもちろん演じ、笠智衆さんはじいさんじゃないけど父親役と盤石
ただやっぱりあまりに時代が違い過ぎて映画の中に入っていけなかったのは確か
映画って難しいですね
