逃亡者

作者は、中村文則さん
出版は、幻冬舎です
面白いのに混沌
いつも通り登場人物が頭の中でグシャグシャに

最近思うんですよ
昔は巻頭やカバーに登場人物の紹介がついてたような気がするんですね
特に日本人にはなじみのない外国人が登場する外国文学の場合は
これがあると誰かがわからなくなった時に戻って確認できるんですよ
頭がぼけて来たのか最近日本の小説でも登場人物がわからなくなるんです
ぜひ出版界の皆さま、登場人物紹介をさりげなく見やすい場所に付けてください
でこちらの小説は悪魔のようなトランペットが題材
そのトランペットの奏でる音楽で劣勢の日本軍はアメリカ軍を震撼さらしめたと
もちろん吹き手のトランぺッターも天才的な演奏力の持ち主です
そのトランペットの演奏で右傾化する政府が国威高揚しようと企てるなどという恐ろしい計画
じゃあそのトランペットは今どこに
うーん、正直突拍子すぎるんですがなぜか魅かれてしまう
そこにわけのわからない宗教団体もからんでくるし、主人公の作家にそのベトナム人恋人と次から次へと人が登場
頭が混乱した中で思ったのはこういう作品こそ映像化
それから原作を読んだ方が頭の中が整理できるかも
バン様の理解能力を超えてますが間違いなく面白い
えっ、矛盾してるってか